秋刀魚の初競りが、7月15日北海道釧路の市場で行われ、1キロ4万円を超える過去最高値とビックリです。
1キロ4万円といってもピンとこないので、地元の鮮魚店で1匹税抜き5980円と聞くと、
成程と納得、するわけないよね。そんな高い秋刀魚食をべる人がいるのだろうか。その秋刀魚のほとんどが高級料理店へ行くみたいだけど、
世の中にはお金持ちいっぱいいますから、どうってことないでしょう。
それにしても、1匹100円の秋刀魚と1匹6000円のさんまでは、食べた時の気持ちがどう違うのだろうか。
やはり1匹6000円のほうが美味しいに決まってるかのな、気分的に。
その場合、焼き具合は同じでないといけません。油の乗り加減、降り塩が立って皮の焦げ目も美味しさをそそるような。

昔のことわざに「魚は殿様に焼かせよ、餅は乞食に焼かせよ」というのがありまして、魚は何度もひっくり返すとよくないので、
おっとりした殿様に、餅は焦げないように何度もひっくり返したほうがよくて、ガツガツした乞食に、という話らしいです。
乞食はひょっとして放送禁止用語かもですが、ことわざなので、この際ごめんなさい。
それに殿様といっても、信長のような殿様はおっとりしているのかな、とツッコミどころ満載ですが、徳川時代限定ということで引き下がりましょう。いや徳川時代も怪しいかも。
それにしても焼き魚でわくわくするのは、いい頃合いに焼きあがってきて、表面の皮に薄く焦げ目がつき始め、ジュウジュウと音がし始めた時かな。
あれは芸術的、見ているだけで幸せな気持ちになります。そのためには、今の時代のコンロ内蔵グリルではちょっと物足りない。
やはり昔の魚焼きで、焼けていく過程が確認できるほうがいい。できるなら炭火で、そして七輪で、なおかつ踊り串を刺して、魚が跳ねるような佇まい。
贅沢言ってはキリがありませんね。でも尻尾は絶対に焦がしてはいけない。美味しさを感じるのは見た目が大切。

タイトルの「さんま高いか塩っぱいか」は、佐藤春夫(詩人でしたっけ?)が谷崎潤一郎との三角関係に悩んでいた時に詠んだ「秋刀魚の歌」という詩の中の一編「さんま苦いか塩っぱいか」をもじったものです。
どろどろとした恋愛関係の最中に、あのような詩を詠むとは風流な。今ならさしずめ演歌かな。でも演歌もすたれてしまったし。
秋になり秋刀魚のシーズンに、1匹いくらになっているのか期待しつつ、今は秋刀魚の缶詰で我慢するとしますか。
By 料理パパ3号
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