問題1:握りすしは手で食べる、それとも箸で食べる? 「TRILL」というサイトで、そのような問いかけが見られました。答えもちゃんと出ていて「手で持っても箸を使っても、どちらでもOK。ただし、女性は箸を使ったほうが美しいです」という話です。そして、「すしは、江戸時代に屋台でつまむものでした。だから、『すしは手で食べるもの』ともいわれ、手で食べてもOK。また、箸を使ってもマナー違反ではありません。つまり、手で食べても箸を使ってもどちらでもいいです。」という結論でした。
はるか昔というか、回転寿司がない頃、寿司は、お祝い事などがあった時に「お寿司でもとろうか」といってお寿司屋さんに、桶に入ったお寿司を配達してもらっていました。今でもあるでしょうが、そのお寿司を箸で食べていたと思います。いや、手でつまんでいたかな。記憶が曖昧です。でも子どもの頃は、お寿司屋さんに連れて行ってもらった時、カウンターで板前さんが握ってくれる寿司を、みんな手でつまんで食べていました。それが当たり前だったのです。

時は移り、回転寿司全盛の今、寿司を手でつまんで食べる人は、ほとんど見かけません。でも、たまにいます、回転寿司で寿司を手で食べている人。ああ、ポリシーがあるんだなとか、頑固者だなとか、寿司は手で食べるものという信念を貫いているんだなとか、感想いろいろ。
ちょっと考えてみたのは、お寿司は板前さんが素手で握るので、それに対応した礼儀のようなもので、素手と素手との触れ合いみたいのがあるのかな、と思ってもみたのですが、「すしは、江戸時代に屋台でつまむものでした。だから、『すしは手で食べるもの』」という話なので、それも違うのかな。お寿司屋さんのカンターで、手で食べている人は今でもいますが、回転寿司では滅多に見られません。配達された桶で食べる時は、ほとんど箸で食べるでしょうし、やはり、カンター越しの繋がりのほうが理にかなっているような気がします。
いつからこうなったんだろうか? 清潔志向? 世の中がどんどんクリーンな環境になり、手で食べることへの抵抗感がじわじわと人々の中に浸透して、箸で食べるのが当たり前になってきたのだろうか。
でもちょっと待てよ。いくら食べる側が箸で食べても、板前さんは素手で握っているではないか、と思ったのですが、最近増えてきました、ポリ手袋をしてお寿司を握っている板前さん。これってどうなの? です。お寿司を握る時の微妙な感覚、それを、ツルツルすべるポリ手袋で感じられるのだろうか。ご飯を手のひらに乗せた時のコメの温度、その一粒一粒のコメの結びつきを確かめながらネタを合わせ、握り寿司として完成させ、お客さんの前に差し出す、その流れるような身のこなし。それが手元をみたらポリ手袋では、ちょっと興ざめです。粋な江戸っ子職人なら「ベラんめー」でしょう。

もう世の中がどんどん変わってしまって、それにあの病気のせいで、どこへ行っても消毒シュッシュ。お寿司屋さんも、ポリ手袋で握らないと、お客さんが来てくれないんじゃないかという危機感があるのかもしれません。
そうなると、これまで頑なに素手でお寿司を食べていた人はどうなるんでしょう。カウンター越しの繋がりはどこへ行ってしまうのか。それならそれで食べるほうも対抗して、ポリ手袋をした手で食べるという、何とも滑稽な未来がやってきても不思議ではないのかな。
By 料理パパ3号
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