唐揚げと竜田揚げの違いは何か、ということがSNS上で話題になっているらしい。ふだん何気なく食べていて、別に気にすることもないのだが、改めて問われると、ふと考えてしまう。 「これまで唐揚げと思って作っていたものが世間では竜田揚げと呼ばれているものだと知った」という女性の投稿が発端らしいが、同じ料理だからどうでもいい、という訳にもいかないらしい。確かに料理屋で「とりの唐揚げ」と「とりの竜田揚げ」と両方あれば、違いは何? と訊いてしまうかもしれない。

この違いに関しては、色々な説があるみたいです。
●唐揚げは小麦粉で衣を作り、下味は食材にはつけないで衣につける
●竜田揚げは食材にしっかりした味をしみこませ、片栗粉をまぶす
●カテゴリーとして、竜田揚げは唐揚げに含まれる
等々...
全体的に、衣に片栗粉を使うのが竜田揚げ、とういう説が多いのですが、料理屋でもスーパーでも、明らかに片栗粉で揚げてあるのに「唐揚げ」と称している例もあります。要はよくわからない。はっきりしない、とういことになるのかな。
たぶん歴史的にみて、唐揚げのほうが先に作られたみたいで、もともと「空揚げ」と言われていたとか。では「唐揚げ」の「唐」とは何だろうか。まさか中国の唐の時代に伝えられた訳ではあるまいと思って調べたら、ホントにそうでした。江戸時代には、衣をつけずに揚げていたので「空揚げ」。それが、衣をつけて揚げるようになり、その調理法は中国から伝わったということで「唐揚げ」と言われるようになったとか。江戸時代の中国は「唐」ではないでしょう、と思ってみたが、「唐人お吉」は江戸時代の話だし、その時代にも中国は「唐」と呼ばれていたのだろうか。ということは、唐の時代に伝わったのではなく、江戸時代に伝わったのかもしれない。
これ以上考えると、せっかくのから揚げが冷めてしまうので、閑話休題。

一方、竜田揚げの由来はどうなのか、というと、面白い話がありました。
醤油とみりんで下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げた出来上がりが、奈良の竜田川の紅葉の光景に似ているので、「竜田揚げ」と名付けられたという話がありました。例のごとく確証はないのですが、まさか、あの竜田揚げが奈良の紅葉? 別に紅葉は日本全国、季節とともに北へ北へと移り行くので、奈良でなくてもよいのですが、「竜田揚げ」とは、語呂もいいし風流です。
季節は秋。奈良の竜田川の川べりで紅葉の下、竜田揚げ弁当をしみじみと食する。いいではありませんか。
By 料理パパ3号
ブ ロ グ 一 覧

鰻安いか、やっぱり無理
「週刊朝日」7月24日号の記事によると、今年のウナギの漁獲量は17.1トンだそうだ。といっても、どのくらいの量か見当もつかないけど、 去年が3.7トンだったらしく、単純に4、5倍の漁獲量に...

さんま高いか塩っぱいか
秋刀魚の初競りが、7月15日北海道釧路の市場で行われ、1キロ4万円を超える過去最高値とビックリです。 1キロ4万円といってもピンとこないので、地元の鮮魚店で1匹税抜き5980円と聞くと、 ...

ポテトサラダは簡単か?
スーパーで子ども連れの母親がポテトサラダを手にしていたら、高齢の男性から「母親ならポテトサラダぐらい作ったらどうだ」と 言われたらしい。その男性はそのまま去って行ったみたいだが、どうもモヤ...
















