ある掲示板のお話。「昨日、餃子のタレや、ポン酢もきらしてたので、醤油じゃダメ?って旦那に聞いたら『すぐに餃子のタレを買ってこい!』と怒鳴られ車で30分もかかる町中まで買いに行きました。」という書き込み。これは「第三のポテサラ事件」かと思いきや、ちょっと違います。スーパーでポテトサラダを手にしていたら、高齢の男性から「母親ならポテトサラダぐらい作ったらどうだ」と 言われた話。夜ご飯しんどくて冷凍餃子にしたら、旦那に「手抜きだよ。」と言われた話。餃子つながりで、今回は「餃子のタレ買ってこい」。似ているようだが、料理の手抜きとかいう問題ではなく、餃子のタレを買い忘れただけ。そもそも餃子のタレなんて、そんなものあるの? という疑問ですが、この頃は便利になって色んな調味料が市販され、餃子のタレがあってもおかしくはない。それに慣れている人がいてもおかしくはない。

だけど、醤油と酢とラー油があれば何とかなるでしょう。ラー油がなければ七味唐辛子で間に合わせればいい。それとも、酢さえもなかったんだろうか。昔はどこの家庭でも醤油と同じく、酢は必ずありましたが、今や色んな種類のポン酢が市販され、酢のない家庭も珍しくないのかもしれない。それにしても、車で30分もかかる町中まで買いに行かされるとは。
これは「ポテサラ事件」という手抜きの問題ではなく、永遠の課題、家庭内における男性・女性の役割分担の話になるのだろうか
ずいぶん昔に「わたし作る人、ボク食べる人」というインンスタントラーメンのCMがテレビで流れ、ある婦人団体の抗議で、約2ヵ月後に中止に追い込まれたことがありました。これは、女性が男性に奉仕するという意味合いで、許されない、ということだったらしい。料理を作るという崇高な作業を、ただ単に男性に奉仕するというイメージに置き換えてしまうのも、どうかと思いますが、それにしても、車で30分もかかる町中まで買いに行かされるのは、かなりひどい話ではあります。「拒否権発動」でいいのではないかと思いますが、それはその家庭内の力関係の問題で、逆にダンナが買いに行かされるケースも多々あるわけで、その場合はほとんど問題にならなくて、ちょっと悲しいクスクス話で終わってしまう。それはそれでどうなのだろう。
「男子厨房に入らず」と言われて育った年配の方は多いと思いますが、最近になって、これには別の意味があるのではないか、と思うようになりました。普通に考えれば、男は料理などすべきではない、という意味にとらえられます。昔から、料理を作るのは女性の役目、考えようによっては特権で、家庭の胃袋を握っているわけです。そこに男性が口をはさむようになると、微妙にバランスが崩れてしまいます。それを嫌がる女性もたくさんいるのではないかと思います。そのために「男は台所に入るべきではない」と言われてきたと考えるのは、深読みでしょうか。

台所で夕食の準備をしている主婦、夫からは、もうすぐ帰るという電話、子供たちも、もうすぐ塾から帰宅。仕事で疲れて帰る夫のため、成長していくこどもたちのため、健康な生活を維持するために、きちんとした料理で家族を支えていかなくてはならない。そういう自負を持って料理を作っている主婦はたくさんいます。
ところが、台所で夕食の準備をしている主婦、夫はテレビを観ながら子供たちと笑いころげ、CMになったら、「ごはん、まだ?」。挙句のはては「餃子のタレ買ってこい」。これはいけません。ちょっと孤独感で辛くなっていまいます。問題は、こういうところにあるのかな。
By 料理パパ3号
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